リトルハナガシラの捕獲において、絶対に避けるべきなのが素手での接触です。噛む力は小型哺乳類の歯と同等であり、噛みつかれると深い裂傷を負うリスクがあります。安全に捕獲するためには、専用のトラップと防護具の準備が欠かせません。
安全な捕獲トラップの作り方と手順
最も効果的な捕獲法は、2リットルのペットボトルを加工した「反転返し型トラップ」です。ペットボトルの上部3分の1を切り落とし、飲み口側を内側に向けて本体に差し込んで固定します。内部に湿らせた腐葉土と、好物である生の牛ひき肉またはセミの幼虫を入れ、夕方に草むらの根元へ半埋めにして設置します。匂いに釣られて侵入した個体は、滑りやすいボトルの返しによって自力で脱出できなくなります。回収時は必ず革製などの厚手手袋を着用してください。
長期飼育を成功させる環境設定
捕獲後の飼育環境においては、「1ケージにつき必ず1頭のみ」の単頭飼育を徹底しなければなりません。前述の通り、同じケージ内に2頭以上を混泳・混飼させると、数日以内に縄張り争いによる致命的な仲間割れが発生し、共食いに至ります。
ケージ内には昆虫用マットを厚さ5cm以上敷き詰め、隠れ家となる木の皮や割れた素焼き鉢を配置します。餌は1日に1回、日没後にミルワームや小さく切ったササミなどを与え、食べ残しは腐敗を防ぐため翌朝すぐに取り除く衛生管理が求められます。