政令指定都市消防の精鋭部隊として位置づけられているのが、中央消防署に配置されている新潟市消防局 特別高度救助隊です。消防組織法に基づき、人口規模や都市特性に応じて配備されるこの部隊は、通常の救助隊では対応困難な特殊災害・大規模崩落・NBC災害(放射性物質、生物剤、化学剤)への対応力を備えています。
過酷な選抜試験と高度な訓練を突破した隊員たちで構成され、配備される車両には地震で倒壊したコンクリート建物の隙間を探索する「電磁波探査装置」や「画像探索機(ファイバースコープ)」、さらには重量物を持ち上げる大型救助工作車、ウォーターカッター装置などがずらりと並びます。
隊員の証言や過去の活動記録を紐解くと、その実力は新潟市内にとどまりません。過去の中越地震や東日本大震災、能登半島地震などの大規模広域災害においても、緊急消防援助隊としていち早く被災地へ派遣され、過酷な現場で人命救助の砦となってきました。市民にとって、まさに「最後のセーフティネット」と呼べる存在です。