長年の蓄積によってセルフケアでの改善が見込めない場合、皮膚科や美容皮膚科での専門治療が視野に入ります。
ハイドロキノン療法の効果と適正使用
医療機関で処方されるハイドロキノンは、「肌の漂白剤」とも称される強力なチロシナーゼ阻害剤です。一般的な美白成分が「メラニンの生成を予防する」のに対し、ハイドロキノンは既存のメラニンを還元し、メラノサイトそのものの働きを強力に抑え込みます。肌のターンオーバーを促進するトレチノイン(ビタミンA誘導体)と併用することで、数ヶ月単位で顕著な改善が期待できます。
ただし、自己判断での長期連用は白斑(色素が完全に抜ける現象)や組織の菲薄化を招く恐れがあるため、必ず3ヶ月程度の使用後に休薬期間を設けるなど、医師の厳格な指導下で使用しなければなりません。
レーザー治療(ピコトーニング)の費用と実態
近年、デリケートゾーンの黒ずみ治療として導入が進んでいるのがピコレーザーによるトーニング照射です。従来のQスイッチレーザーに比べて熱影響が極めて少なく、衝撃波でメラニン色素を微粒子レベルに粉砕するため、炎症後色素沈着を起こしやすいデリケートな部位にも安全にアプローチできます。レーザー治療の費用相場は1回あたり1.5万〜3.5万円程度、5回〜10回の通院で総額10万〜20万円前後の自由診療となりますが、痛みが少なくダウンタイムが短い点が大きな利点です。