ハムスターの湿気対策、知らないと命に関わる5つのNg行動と正しい除湿法

ハムスターの湿気対策、知らないと命に関わる5つのNg行動と正しい除湿法

ハムスターの湿気対策、知らないと命に関わる5つのNg行動と正しい除湿法の重要ポイントをご紹介します。専門的な知識がチェックできます。

湿気や暑さを和らげようとして良かれと思って行った対策が、かえってハムスターを危険に晒すケースが多発しています。飼養現場で特に問題視される代表的なNG行動を整理しました。

第一に挙がるのが、「人用の扇風機や小型ファンをケージに向けて回す」という行為です。人間は風が当たると皮膚上の汗が蒸発して気化熱で涼しさを感じますが、汗腺をほとんど持たないハムスターに風を直接当てても体温を下げる効果は一切ありません。それどころか、直風によるストレスで自律神経が乱れ、ケージ内の埃や微粒子を巻き上げて呼吸器疾患を誘発する原因となります。

第二に極めて危険なのが、「ケージ内に市販の除湿剤(塩化カルシウム系)を設置する」ことです。何でもかじる習性を持つハムスターが除湿剤の不織布を破り、内部の薬剤を誤飲・誤食した場合、消化管の化学熱傷や中毒を引き起こして命を落とす恐れがあります。また、除湿剤が湿気を吸って生じる強アルカリ性の水溶液が体に付着すれば、重篤な皮膚潰瘍を引き起こします。

第三に、「ケージ全面を保冷剤や氷で覆う」対策も湿気管理の観点からは逆効果です。冷やされたケージの内壁に大量の結露が発生し、床材が水分を吸って湿度100%近い過湿状態を作り出してしまいます。グッズだけに頼った場当たり的な冷却は、かえってカビの温床を広げる結果になりかねません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。