ネット上のレシピでは「玉ねぎは流水に長時間さらして辛味を抜く」と書かれていることが多々ありますが、これは避けるべき盲点です。水に長く浸けすぎると、玉ねぎ特有の甘みや硫化アリルなどの有用成分、シャキッとした食感が水に溶け出し、フニャフニャとした水っぽい盛り付けの原因になります。
正しくは、「薄切りにした後、空気に15分ほどさらす」か、前述の通り「ごく薄い酢水に2〜3分さっと潜らせてしっかり水気を絞る」方法です。これにより、かつおの身を水っぽくさせることなく、最後までパリッとした食感の土台をキープできます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
かつおのたたきを自宅で美しく振る舞うにあたり、状況に応じた最適な演出を選ぶための判断基準は以下の通りです。
- 大皿豪快スタイルが向いている人:家族団らん、ホームパーティー、お酒好きが集まる宴席。薬味を贅沢に使ったインパクトとライブ感を重視したい場合。
- 個々盛り・セパレートが向いている人:フォーマルなおもてなし、小さな子どもや匂いに敏感なゲストがいる席。にんにくやタレを各自の好みに委ねたい場合。
- 避けるべき状況:食べるまでに30分以上時間が空く作り置き。事前に薬味とタレをすべて混ぜ合わせてしまうと、酸化と離水で確実に風味が落ちるため、直前調理が鉄則です。