ここで、インターネット上で拡散されている情報の真偽を厳しく検証しなければなりません。読者が現地で手痛い失敗を被りやすい代表例が「駐車場」と「夜間ライトアップ」に関する誤認です。
第1の誤解は、公園併設の無料駐車場が存在するという誤った期待です。結論から言えば、練馬区立平成つつじ公園に専用駐車場はありません。周辺は練馬駅北口の密集市街地であり、公園周囲の路肩駐停車は厳しく取り締まられています。車でアクセスする場合は、練馬駅北口地下駐車場(有料・収容台数約460台)をはじめとする周辺のコインパーキングを利用するしかありません。しかし、ツツジの満開時期やイベント開催日は駅前地下駐車場自体が入庫待ちの長蛇の列となるため、西武池袋線や大江戸線を利用した鉄道アクセスが極めて合理的です。
第2の誤解は、「夜間に幻想的なライトアップイベントが常時開催されている」という言説です。SNS上でライトアップ写真として投稿されているものの多くは、隣接する練馬文化センター前広場の街灯や、公園外周の防犯街路灯の明かりに照らされた夜桜ならぬ「夜ツツジ」を撮影したものです。公営の有料庭園で行われるような、投光器やフルカラーLEDを用いた演出照明プログラムは基本的に常設されていません。夜間は足元を照らすフットライトと街灯のみとなるため、暗闇に浮かび上がる光のショーを期待して訪れると肩透かしを食らうことになります。夜桜のような幻想美を求めるなら、日没直後のブルーアワーと呼ばれる黄昏時のわずか20分間が唯一の狙い目です。