実際にガチャを回してみると、そこにはカオスが広がっている。完璧な栄養バランスを誇る「神引き」が出る確率は極めて低い。多くの場合、ユーザーが直面するのは「ライス3皿、ポップコーンシュリンプ、トッピング半熟卵」といった、炭水化物と脂質の暴力だ。あるいは、ひたすらグラスワインとオリーブの丘が並ぶ「せんべろモード」に突入することもある。
SNS上では、この悲喜こもごもがリアルタイムでシェアされる。「今日のサイゼガチャ、メインなしでスープ4杯なんだけど」「奇跡的にピッタリ1000円で肉とサラダとデザートが揃った!」といった投稿は、見る者の笑いを誘い、新たな挑戦者を店舗へと駆り立てる。結果は非情だ。だが、それがいい。