韓国の人間関係において、年齢や職位の上下関係に対する配慮は極めてシビアです。タメ口である「ウェグレ」を目上の人に使うことは絶対にご法度ですが、敬語にする際もいくつかのバリエーションが存在します。
親しい先輩や職場の同僚に尋ねる場合は、ヘヨ体の「ウェ クラセヨ?(왜 그러세요?)」が最も標準的です。相手が頭を抱えていたり、ため息をついたりした際に「どうされたのですか?」と気遣う自然な一言になります。
よりフォーマルな場や、取引先・役職者に対して出来事の有無を伺う際は、尊敬の助動詞「-(으)시-」を組み込んだ以下の表現が適しています。
- 무슨 일이 있으신가요?(ムスン イリ イッシスンガヨ?):何か不都合なことでもおありでしょうか?
- 어디 편찮으신가요?(オディ ピョンチャヌシンガヨ?):どこかお体の具合でも悪いのですか?(体調不良が明らかな場合)
- 무슨 일 있으세요?(ムスン イリ イッスセヨ?):何かありましたか?
「どうしたのですか」を直訳しようとして「オットケ ドェショッソヨ?(어떻게 되셨어요?)」と言う学習者が見受けられますが、これは文脈によって「どうなられたのですか(事態の結果はどうなりましたか)」という意味になり、最初の気遣いフレーズとしては不自然になる場合があるため注意が必要です。