SNSやネット掲示板(X・知恵袋・各種コミュニティ)を調査すると、樹海に対する一般ユーザーの認識は劇的に変化しています。
【ネットユーザーの生の声・反応】 ・「『絶対に近づくな』と言われて育ったが、公認ガイドツアーに参加したら小鳥のさえずりが響く素晴らしい癒やしの森だった。誤解していた」(30代男性・会社員)
・「遊歩道を歩いている分にはスニーカーでも快適。でも、ロープの向こうを覗くと足元が空洞だらけで、絶対に外れてはいけないと本能で理解した」(20代女性・旅行者)
・「海外の友人にせがまれて氷穴周辺を案内した。心霊スポット扱いするのは日本のメディアの悪習だと痛感」(40代男性・観光業)
ネット上の声が示す通り、「行ってはいけない」と警告される真の理由は心霊現象などではありません。「遊歩道から一歩外れた場所の物理的危険性」にあります。
樹海の地表下には、溶岩が冷える過程でガスが抜けてできた無数の空洞(溶岩チューブやクレバス)が隠れています。表面が薄いコケや倒木で覆い隠されているため、一見すると平坦な地面に見えても、足を踏み入れた瞬間に足場が踏み抜かれ、数メートル下の鋭利な溶岩孔へ滑落する恐れがあります。骨折等で自力脱出が困難になった場合、窪地の中は電波が届きにくく、発見が極めて難しくなります。
さらに、一帯は文化財保護法および自然公園法に基づく「特別保護地区」に指定されています。許可なく遊歩道を外れて植生を踏み荒らしたり、溶岩を持ち去ったりする行為は法令違反となり、処罰の対象です。「入ってはいけない」のは樹海全体ではなく、「管理された歩道以外の立ち入り禁止区域」を指しているのです。