ヘアケアをめぐっては、ネット上で多くの誤解が蔓延しています。代表的な誤認を正し、正しい知識にアップデートしておきましょう。
誤解1:「トリートメントを長時間置けば置くほど髪が修復される」
トリートメントの浸透速度は塗布後3〜5分で飽和状態に達します。30分以上放置しても補修効果は頭打ちになるだけでなく、水分を含んだ髪がふやけてキューティクルが剥がれやすくなる「過膨潤」のリスクを招きます。時間を置くことよりも、事前の丁寧な水分オフと目の粗いコームによる均一なコーミングのほうが遥かに浸透効率を高めます。
誤解2:「インバストリートメントとアウトバスオイルはどちらか一方で十分」
お風呂の中で使うインバストリートメントと、お風呂上がりに使うアウトバストリートメント(ヘアオイル・ミルク)は役割が根本から異なります。
- インバストリートメント:水分によってキューティクルが開いている状態で、内部へ栄養と水分を注入する。
- アウトバストリートメント:ドライヤーの熱(約100℃)から髪を守り、開いたキューティクルを急速冷却しながら外部刺激から物理遮断する。
内部を満たし(インバス)、外側から鍵をかける(アウトバス)という連動があって初めて、熱ダメージに負けない艶髪が完成します。