本作の大きな見どころの一つが、晴人とヒロイン・川奈つぐみ(山本美月)の妹である川奈しおり(岡崎紗絵)とのサイドストーリーです。姉の恋愛に口を出しつつも自らの進路や将来に悩んでいたしおりと、義足でありながらポジティブにアパレル関係の仕事へ挑戦する晴人は、反発し合いながらも次第に惹かれ合っていきます。
二人の関係性を決定づけたのが、第6話で描かれた居酒屋からの帰り道のシーンです。からかい混じりの会話の途中で晴人が見せた、真剣な眼差しと突然のキスシーンは、SNS上を熱狂の渦に巻き込みました。「あまりに自然で胸が締め付けられる」「晴人くんの男らしいギャップがたまらない」と絶賛され、ドラマ屈指の名場面として語り継がれています。
物語後半では、しおりの父親による交際反対や、障害者と健常者が共に人生を歩むことへの現実的な壁に直面します。晴人は自らの障害を理由にしおりが傷つくことを恐れ、一度は身を引こうとする苦渋の決断を下しますが、しおりの真っ直ぐな想いと晴人自身の覚悟によって結ばれることとなります。二人が互いの弱さを受け入れ、対等なパートナーとして未来へ歩み出す恋の結末は、メインカップルに匹敵するほどのカタルシスと感動を視聴者に届けました。