全中陸上の出場権を得るためには、単に記録を出すだけでは不十分です。「どの大会で記録を出したか」という厳密な指定が存在します。
参加標準記録の突破が認められる大会は、日本中体連および各都道府県中体連陸上専門部が公式に定めた「突破指定大会」に限られます。具体的には以下の大会が該当します。
- 全日本中学校通信陸上競技大会(各都道府県大会):毎年6月〜7月に全国各地で開催される最重要予選。
- 各都道府県中学校総合体育大会(陸上競技の部):7月中旬〜下旬に開催される都府県総体本選。
- 一部地域で指定される地域ブロック大会・指定記録会(※各都道府県中体連の要項で指定されている場合に限る)。
記録の有効期間は通常、該当年度の6月上旬から各都道府県総体が終了する7月下旬までの約2ヶ月間です。春先の記録会や秋のジュニアオリンピック等で標準記録を上回るタイムを出していても、指定期間外の記録は一切全中予選の突破記録としてカウントされません。この短期間に実力のピークを合わせるコンディショニングが、選手に課される最大の試練です。