保育士や学童指導員、子育て世代へのヒアリング調査を行うと、工作が子どもの自信になるケースと、途中で投げ出してしまうケースには明確な境界線が存在することが分かりました。
都内の民間学童保育に勤務する主任指導員は次のように現場の様子を語ります。
「子どもが工作で癇癪を起こしたり挫折したりする原因の8割は、『紙コップの縁が硬くてハサミで切れない』『接着テープが剥がれて分解した』という道具と素材の不一致にあります。大人があらかじめ切り込みのガイド線を引いておいたり、接着面に布粘着テープを使用するだけで、子どもは自分の力で完成させられたという強い達成感を得られます」
SNSやコミュニティサイトに寄せられる保護者の声を見ても、「100均の薄手紙コップを使ったらすぐに潰れて子どもが泣いてしまった」「輪ゴムが切れて顔に当たりそうになった」という安全面・耐久面での失敗談が目立ちます。工作用紙コップを選ぶ際は、容量205ml(7オンス)前後の標準サイズでバージンパルプ比率の高い厚手タイプを選ぶことが、トラブルを未然に防ぐプロの知恵です。