仲間由紀恵が保持する「大人の色気」を決定づけたのは、2010年代以降に本格化したサスペンスドラマにおける悪女役へのシフトです。それまでの『TRICK』における貧乳いじりを逆手に取ったコミカルな演技や、『ごくせん』のジャージ姿とは完全に決別し、男を破滅へと導くファム・ファタールを怪演しました。
代表作として名高いドラマ『美しい隣人』(2011年・フジテレビ系)やその続編『サキ』(2013年)では、渡部篤郎演じるエリート会社員を静かに誘惑していく主婦・マイヤー沙希を演じ、数々の仲間由紀恵 ドラマのセクシーシーンを生み出しました。過度な肌の露出や直接的なベッドシーンに頼ることなく、ワイングラスを傾ける指先の動き、首筋を伝う汗、シャワー上がりの濡れ髪といった演出だけで、凄まじい性的一貫性を表現したのです。
また、2006年の映画『大奥』で見せた艶やかな着物姿や、映画『天空の蜂』(2015年)での切ない愛に生きる女性像など、仲間由紀恵 妖艶な役柄と経歴は年を重ねるごとに凄みを増していきました。視聴者のSNS上の反応を検証すると、「下品さが1ミリもないのに、どの女優よりも官能的」「あの冷たい視線で見つめられたら抗えない」といった声が圧倒的多数を占めています。