「食べたいけれど、どこで買えばいいのかわからない」。かつてはそんな声も多かったが、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波は老舗の弁当店にも押し寄せている。現在では、オンラインでの事前予約システムが整備され、個人でも確実に手に入れやすくなった。
それでも、人気の「銀だら西京焼き弁当」は午前中に完売することが珍しくない。SNS上では、販売開始のタイミングや、比較的購入しやすい穴場の店舗情報が日々情報交換されている。手軽に買えるコンビニ弁当とは一線を画す、ちょっとした「特別感」を手に入れるためのプロセス自体が、現代の消費者にとってのエンターテインメントになっているのかもしれない。