伏見稲荷のお山巡りにおいて、後悔する人が最も多いのが「足元の装備ミス」です。特にハイヒールや厚底サンダル、滑りやすい革靴で山頂を目指す行為は、捻挫や転倒による大怪我に直結します。石段の表面には苔が生えている箇所や、落ち葉や砂利で滑りやすくなっているポイントが多数点在しています。
稲荷山登山の服装とおすすめの靴について、現地を安全に歩き通すための基準を以下に整理します。
- 履物:靴底にしっかりとした凹凸があり、グリップ力に優れたスニーカーまたはローカットのトレッキングシューズが必須。新品の靴は靴擦れを起こしやすいため、履き慣れたシューズを選んでください。
- 服装:通気性と吸汗速乾性に優れた素材(ポリエステル系)が理想です。ジーンズやタイトなスカートは足の曲げ伸ばしを妨げ、急な石段で体力を著しく消耗させます。伸縮性のあるパンツスタイルが鉄則です。
- 体温調節用の上着:山中は木陰が多く、登っている最中は汗だくになりますが、山頂や風が抜ける四ツ辻で立ち止まると一気に体が冷えます。着脱しやすい薄手のウィンドブレーカーやパーカーが重宝します。
- 初心者向け持ち物:水分(最低500ml〜1L)、汗拭き用タオル、小銭(100円玉数枚)、モバイルバッテリー(山中は電波探索でスマホのバッテリー消費が激しい傾向があります)。
特に春から秋にかけての参拝では、深い森林に囲まれているため湿度が非常に高く、熱がこもりやすい環境になります。石段の昇降によって短時間で大量の発汗を伴うため、喉の渇きを感じる前に一口ずつ水分を補給し、塩分タブレットなどを携行する熱中症対策を怠らないようにしてください。