株式会社セコマ公式発表の店舗情報および最新の出店状況を精査すると、2026年現在における全国の総店舗数は1,190店舗前後で推移しています。大手コンビニ3社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン)が全国津々浦々に画一的なネットワークを築いているのに対し、セイコーマートの展開エリアは「北海道」「茨城県」「埼玉県」の1道2県のみに厳密に絞り込まれているのが最大の特徴です。
とりわけ本拠地である北海道においては、大手3社を抑えて堂々の道内シェア首位を堅持しています。札幌市や旭川市といった大都市圏だけでなく、利尻島・礼文島などの離島や、人口数百人規模の過疎地域にまで店舗網を張り巡らせ、「最後の生活インフラ」としての役割を果たしています。一方、道外店舗の構成を見ると、茨城県内に80店舗以上が密集し、埼玉県内には10数店舗が点在するという、一見すると極端な偏在が生じています。
大手コンビニが全店舗の8〜9割以上で24時間営業を敷いているのとは対照的に、セコマの24時間営業店舗比率は全体でわずか20%前後に留まります。深夜営業を無理に強要せず、朝6時〜7時に開店し、夜23時〜24時には看板の明かりを落とす。この持続可能性を重視した運営形態こそが、本部とオーナーの疲弊を防ぐ強靭な防波堤となっています。