胃が痛い時は食べない方がいい?絶食が逆効果になる理由と対処法

胃が痛い時は食べない方がいい?絶食が逆効果になる理由と対処法

胃が痛い時は食べない方がいい?絶食が逆効果になる理由と対処法について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

SNSや健康相談プラットフォームに寄せられる投稿を分析すると、「胃が痛かったので丸1日絶食したら、翌朝に立っていられないほどの激痛になった」「お腹を空かせたまま寝たら、夜中に胃を絞られるような痛みで目が覚めた」といった告白が後を絶ちません。

都内のクリニックに勤務する消化器専門医は、現場の取材に対して次のように警鐘を鳴らします。

「患者さんの中には『胃腸炎=食べないのが正解』と短絡的に捉えている方が非常に多いのが実情です。嘔吐が止まらない時期の絶食は脱水対策さえ講じれば正しいのですが、胃酸過多タイプの痛みに絶食で対抗しようとすると、塩酸のプールに傷口を浸し続けるような状態になります。胃壁を守るクッション役としての食事が必要なのです」

また、ネット上で散見される「牛乳を飲めば胃に膜が張るから痛みが治る」という俗説についても、現場の医師たちは注意を促しています。一口程度の牛乳は一時的に酸を中和するものの、牛乳に含まれるカルシウムやガストリン刺激作用によって、飲用から30〜60分後にリバウンドとして胃酸分泌が急増することが医学的に知られています。一時しのぎの民間療法に頼り切ることは、かえって事態を長引かせる要因になり得ます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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