基本の箱をマスターしたら、用途に合わせて深さや形状を変えるアレンジに挑戦してみましょう。特に需要が高いのが、高さのあるゴミを捨てるための深型長方形箱の折り方と、ホコリを防いで小物を保管できるフタ付き長方形箱の作り方です。
深型に仕上げたい場合、最初の横半分への折り出しではなく、紙を三つ折りの比率からスタートさせます。底面の面積をあえて狭く設計し、そのぶん側壁の立ち上がり高さを稼ぐ構造です。深型は側壁が高くなるぶん外側にたわみやすいため、四隅の折り込み部分をしっかりと内側に巻き込み、縁を2回折り返して補強するのがコツです。キッチンで生ゴミの水切り袋代わりに使ったり、ティーバッグやスティックシュガーのスタンドとして活用する際に抜群の使い勝手を誇ります。
一方、フタ付きの箱を作る場合は、同じ紙を2枚用意して「本体」と「フタ」を別々に折るのが最もスマートで失敗がありません。ここで極めて重要なのが、フタ側用紙のサイズを1〜2mmだけ大きく調整するというルールです。
同じA4用紙を2枚そのまま使うと、紙の厚みの関係でフタが本体にキツくて入らない、あるいは無理に被せようとしてフタが破れてしまうトラブルが頻発します。本体側の用紙の長辺と短辺を、ハサミやカッターであらかじめ約3mm切り落としてから折るか、フタ側を折る際に折り筋を中心からわずか1ミリ外側にずらして折る工夫を施してください。このミリ単位の微調整を行うだけで、まるで高級文具の貼り箱のようにスッと吸い付くように閉まる極上のフタ付き長方形箱が完成します。色柄の綺麗な紙や折り紙長方形箱の折り方を応用すれば、ちょっとしたプチギフトの包装箱としても十分な見栄えになります。