圧倒的な快進撃を続けるクロミとハンギョドン。この2体に共通するのは、従来の「お行儀の良いアイドル像」からの鮮やかな脱却である。「KUROMIFY THE WORLD」の思想に象徴されるように、クロミは「なりたい自分を貫く」自立したメッセージ性で、世界中のZ世代から熱烈な共感を獲得した。
一方、どこか不器用で哀愁を漂わせるハンギョドンは、平成初期の登場から長い伏伏の時を経て大復活を遂げた。少しドジで泥臭いリアリティが、SNS時代の「等身大の愛おしさ」に合致した格好だ。完璧なヒーローではなく、弱さを持つ存在への愛着。これこそが現代エンタメの確固たるトレンドである。