大手予備校の最新データにおいて、松本歯科大学の偏差値は37.5〜40.0前後、あるいは一部日程でボーダーフリー(BF)に近い水準で推移している。国公立大学歯学部や東京歯科大学などの難関私立と比較すると、入試難易度のハードルは決して高くない。
推薦入試や総合型選抜、一般選抜など多様な入試方式が用意されており、歯学部を目指す受験生にとって門戸が広く開かれているのは事実だ。しかし、この入りやすさこそが最大のトラップになり得る。歯科医師養成課程で求められる解剖学や生理学、薬理学といった膨大な暗記量と論理的思考力は、入試の偏差値に関係なく全国一律の国家水準だからだ。学力的なアドバンテージがないまま入学した場合、1年次から極めてハードな学習習慣が要求される。