犬がお尻をくっつける心理とは?背中を預ける信頼のサインと見逃せないSos

犬がお尻をくっつける心理とは?背中を預ける信頼のサインと見逃せないSos

犬がお尻をくっつける心理とは?背中を預ける信頼のサインと見逃せないSosの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

犬がお尻周りを執拗に押し付けてきたり、落ち着きなくすり寄せてきたりする場合、精神的な甘えではなく身体的な不快感を訴えるSOSサインであるケースが多々あります。

最も警戒すべきは、お尻を床にこすりつける仕草( scooting / スク―ティング )です。犬の肛門の左右(時計の4時と8時の位置)には「肛門嚢(こうもんのう)」と呼ばれる袋があり、強い臭いを持つ分泌物が蓄積されます。通常は排便時に自然排出されますが、小型犬や高齢犬、筋力の弱い個体では分泌物がうまく排出されず、内部で溜まって炎症を起こす「肛門嚢炎」を発症しやすくなります。

獣医師の臨床データによると、肛門嚢のトラブルは小型犬(トイプードル、チワワ、ミニチュアダックスフンドなど)において診察頻度の高い日常疾患の一つです。放置すると袋が破裂し、皮膚に穴が開いて出血や激痛を伴う「肛門嚢破裂」に至るリスクがあります。

さらに、以下のような症状が伴う場合は、単なるスキンシップではなく病気の可能性を疑う必要があります。

  • アレルギー性皮膚炎・膿皮症:尾の付け根や腰周辺に強いかゆみがあり、飼い主の足や家具にお尻を押し当てて掻こうとしている。
  • ノミ・マダニ・寄生虫の寄生:肛門周囲や下半身に寄生虫が付着し、激しいかゆみや違和感が生じている。
  • 関節痛・ヘルニア:腰や後肢に違和感があり、体を支えるために飼い主に体重を預けている。
  • 強いストレスとカーミングシグナル:雷や工事音、家庭内の緊張などを察知し、自分を落ち着かせるために必死で体を寄せてくる。

愛犬がお尻をくっつけてくるとき、しっぽを振ってリラックスしているか、それとも呼吸が荒くお尻をしきりに気にしているか、全身のボディランゲージを観察することが不可欠です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。