インド独走と中国失速、日本の順位急落が告げる世界人口の地殻変動

インド独走と中国失速、日本の順位急落が告げる世界人口の地殻変動

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人口構造の変化は、従来の経済理論や政策運営の前提を根底から覆している。マクロ経済学の視点に立てば、少子高齢化は潜在成長率の恒常的な低下、国内貯蓄率の減少、そして社会保障費の爆発的増大をもたらす構造的デフレ圧力である。世界銀行(World Bank)のレポートも、労働力不足が資本投下の生産性を損ない、国家の財政余力を著しく奪う危険性を繰り返し警告している。

高齢化が先行する国々では、医療や介護システムの維持が財政を圧迫し、次世代への投資が切り詰められるという悪循環が生じている。イノベーションの停滞や内需の縮小を補うため、移民政策の刷新やAI・ロボティクス技術の社会実装が急ピッチで進むものの、人口減少がもたらす構造的な空白を完全に埋める特効薬はいまだ見つかっていない。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。