大型スーパーの一画に巨大リユースショップが同居する光景は、現代の日本のロードサイドにおいて極めて合理的な風景となった。総合スーパーを展開する株式会社西友のインフラと、ブックオフグループホールディングス株式会社が推進する大型複合フォーマット「SUPER BAZAAR」の融合は、地域住民の日常動線に見事に溶け込んでいる。
ブックオフグループホールディングス株式会社の代表取締役社長である堀内秀司氏が主導してきた事業多角化戦略は、本やメディア類に依存していたビジネスモデルを劇的に転換させた。食品や日用品の買い出しに訪れたファミリー層が、ついでに不用品を査定に出し、査定待ちの間に夕飯の買い物を済ませる。この生活密着型の回遊性こそが、競合ひしめく愛知県名古屋市緑区鳴海町において圧倒的な集客力を誇る最大の要因だ。
名鉄名古屋本線 鳴海駅からのアクセス性も手伝い、週末には近郊の幹線道路から車で乗り付ける利用客が駐車場を埋め尽くす。単なるリサイクルショップの枠を飛び越え、地域のインフラとして機能している実態がそこにある。