暖簾をくぐり、焼き台の熱気と常連客の熱気に包まれた店内で何を注文すべきか。もつ焼でん水道橋店のおすすめメニューは、モツの鮮度をダイナミックに引き出す下処理と、計算し尽くされた味付けに裏打ちされています。
まず絶対に外せないのが看板串であるもつ焼でん水道橋店のレバーです。毎朝芝浦の食肉市場から直送される鮮度抜群の豚レバーを角が立つほど見事に切り分け、備長炭の強火で表面を香ばしく、中心部を絶妙なミディアムレアに焼き上げます。口に含んだ瞬間に広がる濃厚な甘みと、滑らかに溶けるような食感は、従来のレバーに対する苦手意識を覆すほどの衝撃を与えます。タレの甘辛さと炭の薫香、あるいは胡麻油と塩でいただくその味わいは、仕込み本数が多いにもかかわらず18時台前半には売り切れの札が下がるほどの人気を誇ります。
串焼きが焼き上がるまでの間、常連客が真っ先に注文するのがスピードメニューの双璧です。ひとつはもつ焼でん水道橋店のマカロニサラダ。一般的なマヨネーズ主体の甘いサラダとは一線を画し、粗挽きのブラックペッパーがこれでもかと大量に振りかけられたスパイシーな仕上がりで、一口で酒を呼び込むキラーコンテンツとなっています。もうひとつがもつ焼でん水道橋店の牛もつ煮込みです。じっくりと時間をかけて脂の甘みを引き出した牛モツと、煮汁を芯まで吸い込んだ豆腐や根菜が渾然一体となり、深いコクがありながらも後味は驚くほど軽やか。七味を軽く振って口に運べば、モツの旨味が舌の上で心地よくほどけていきます。
そして、これらの濃厚な料理を迎え撃つ最強の相棒がもつ焼でん水道橋店のシャリキンです。マイナス10度前後で過冷却状態にした「金宮焼酎(キンミヤ)」をシャーベット状に凍らせ、ジョッキに山盛りに注ぎ入れるスタイル。ホッピーや梅シロップ、レモン、バイスなどを合わせて流し込めば、氷で酒が薄まることなく、最後の一滴までキンキンに冷えた強烈なアルコールのキレを堪能できます。その口当たりの良さからペースが上がりやすいため、泥酔防止の観点から店舗側で杯数制限(概ね1人3〜4杯まで)が設けられている点も、大衆酒場としての誠実な配慮と言えます。