「ベッドキットを積んだまま車検に通るのか」という疑問は、多くのオーナーが直面する現実的なハードルです。結論から申し上げますと、デリカD5ベッドキット車検対応の可否は、車体への固定方法と乗車定員の扱いによって厳格に分かれます。
国土交通省が定める道路運送車両の保安基準において、ベッドキットが「積載物(荷物)」とみなされるためには、工具を使わずに手で取り外しができる構造(ノブボルトや蝶ネジ、ベルト固定など)であることが大前提となります。スパナや六角レンチなどの工具を用いなければ分解・脱着ができない強固な固定を行った場合、構造等変更検査(工作車やキャンピングカー等への登録変更)を受けなければ車検を通過できません。
また、走行時に乗車定員分の座席が正しく機能し、シートベルトが確実に装着できる状態であることも必須条件です。2列目や3列目を潰した状態で走行すれば、定員外乗車や保安基準不適合として取り締まりの対象となります。信頼できる専門店が「工具不要のノックダウン構造」にこだわる背景には、こうした法的な適合性を確実に担保する狙いがあります。