10万円金貨は高額な純金製品であるため、市場には巧妙な偽物や模造品が出回った過去があります。特に御在位60年記念金貨は大量に偽造事件が発生した歴史があり、査定現場では厳重な真贋判定が行われます。
偽物の見分け方として最も確実な指標は精密な計量(20.0gまたは30.0gか)と、造幣局が発行時に施した「ブリスターパック(透明プラスチックケース)」の封印状態です。偽物は比重の異なる金属メッキで作られていることが多く、重量や厚みにわずかなズレが生じます。
また、ブリスターパックから金貨本体を取り出してしまうと、傷や皮脂汚れがつきやすくなるだけでなく、未開封品としての価値が損なわれる恐れがあります。査定を検討している場合は、パックに入ったままの状態で保管し持ち込むことが高額査定を維持する鉄則です。