従来のローカル撮影における最大の課題は、現場での「人」の手配ミスやスケジューリングの混乱だった。東京23区から大型ロケバスを何台も走らせ、多数のエキストラを連れていく手法は、莫大なガソリン代、高速料金、滞在費を生み出し、現場の予算をあっという間に食いつぶす。
そこで成果を上げているのが、現地のフィルムコミッションや地元プロダクションと直結したワンストップのキャスティング体制だ。ロケ地許可の取得と同時に、現地に拠点を置く登録キャストへデジタル打診が行われ、わずか数時間で必要人数の現地集合・現地解散ロジスティクスが完結する。現場管理の簡略化と圧倒的なコストカット。この合理的アプローチが、多忙なプロデューサーたちの支持を集めて離さない。