「店に来てもらう前に、すでにTikTokやInstagramで会話が始まっているんです」。渋谷エリアで働く20代のキャストはそう明かす。現代の営業スタイルは、店内のカウンターにとどまらない。
個々のキャストがSNSで自身の趣味や日常を発信し、フォロワーとの関係性を構築した上で来店を促す。かつての「営業電話」や「LINEの連投」といった泥臭い手法は姿を消し、アイドルやインフルエンサーの“推し活”に近い文脈で店舗が利用されるようになった。客は単に酒を飲みに行くのではなく、「SNSで応援している人に会いに行く」という体験にお金を払っているのだ。