肺炎を早く治すには何が効く?自宅療養の過ごし方と回復を早める鉄則

肺炎を早く治すには何が効く?自宅療養の過ごし方と回復を早める鉄則

肺炎を早く治すには何が効く?自宅療養の過ごし方と回復を早める鉄則とはどのようなものなのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

肺炎を最短で治すための第一歩は、自分がどのタイプの肺炎に罹患しているかを正確に把握し、原因に合致した治療を受けることです。肺炎は大きく分けて「細菌性肺炎」「ウイルス性肺炎」「マイコプラズマ肺炎(非定型肺炎)」の3つに分類され、それぞれアプローチが根本から異なります。

細菌性肺炎とウイルス性肺炎の違いにおいて決定的なのは、抗菌薬(抗生剤)が有効かどうかです。肺炎球菌などに代表される細菌性肺炎では、適切な抗生剤の投与が不可欠となります。一般的に経口の肺炎における抗生剤の効き始めは服用開始から48〜72時間(2〜3日)程度とされており、熱が下がり始めたり痰の粘り気が弱まったりすることで効果を実感できます。症状が重い場合や経口摂取が難しい場合は、クリニックや病院で肺炎の点滴通院を行い、血中濃度を素早く上げる処置が取られます。

一方、インフルエンザやRSウイルスなどが引き起こすウイルス性肺炎には抗生剤が無効であり、抗ウイルス薬や対症療法を中心とした免疫力の維持が治療の主軸です。また、若年層にも流行しやすいマイコプラズマ肺炎の治療法では、通常のペニシリン系やセフェム系抗生剤が効かないため、マクロライド系やテトラサイクリン系、キノロン系といった専用の抗菌薬が選択されます。「熱が下がったから」と自己判断で薬の服用を途中でやめると、耐性菌の発生や再燃を招き、治癒が大幅に遅れるため、処方された薬は必ず指示通り飲み切ることが鉄則です。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。