国内の木質複合建材製造業は、長年にわたり原材料高と価格転嫁の遅れに苦しめられてきた。この構造的不況の壁を打ち破るべく、陣頭指揮を執るのが代表取締役社長の億田正則氏だ。同氏は単なるコストカットにとどまらず、技術と商社機能を融合させた高付加価値ソリューションへのシフトを強烈に促している。
従来の「床材・ドアを売るメーカー」からの脱皮。音響システムや抗ウイルス建材、さらには公共建築物向けの木質化エンジニアリングなど、空間ソリューションビジネスへの深化を急ぐ。億田氏が描くグランドデザインは、素材サプライヤーの枠組みを根底から覆すものだ。