千秋楽の表彰式で、優勝力士が次々と巨大なパネルを受け取る光景はおなじみです。これら大相撲優勝副賞一覧に並ぶ品々は、地方自治体や友好国、協賛企業から贈られるもので、そのバリエーションと総重量は圧巻の一言に尽きます。
代表的な副賞には以下のような豪華な現物が含まれます。
- 福島県知事賞:福島県産米「天のつぶ」1トン、福島牛、銘柄豚「うつくしまエゴマ豚」など
- 宮崎県農畜産物ブランド確立対策協議会賞:宮崎牛1頭分、旬の果実1トン
- 福井県賞:福井県産コシヒカリ1トン、梅干し1トン
- 大分県椎茸振興協議会賞:干し椎茸の詰め合わせ(直径1メートルを超える特大杯に山盛り)
- アラブ首長国連邦(UAE)友好杯:ガソリン1年分(目録)およびアラビア伝統のコーヒーポット
- メキシコ合衆国友好杯:コロナビール1年分
- チェコ国友好杯:ボヘミアン・クリスタル製カップおよびチェコ産ピルスナービール1年分
- フランス文化賞:巨大なマカロンタワー、ピエール・エルメの特製スイーツ
「米数トンや牛一頭を力士個人でどう消費するのか」という疑問がネット上でしばしば持ち上がりますが、これらは力士が独り占めするわけではありません。所属する相撲部屋の力士たち、親方衆、女将さん、日頃から部屋の運営を物心両面で支える後援会関係者へと振る舞われ、部屋全体で分かち合うのが角界の伝統です。個人消費の枠を超えた「部屋を養うための糧」として機能しています。