東海道本線を走る在来線特急「踊り子」は、首都圏と伊豆方面を結ぶ観光特急の代名詞です。新幹線とは異なり、海側の座席(下り進行方向左側/A・B席)から小田原を過ぎたあたりの相模湾の絶景を間近に眺められるのが大きな醍醐味です。
特急踊り子(E257系)を利用する際、絶対に知っておくべきは「全車指定席」であるという点です。かつてのような自由席は存在しません。事前に特急券を購入した場合の指定席特急料金は1,580円(運賃込みで3,590円)ですが、事前購入せずに車内で精算すると260円が加算される「車内料金」が適用されてしまいます。
さらに安く乗るための必須テクニックが、JR東日本の予約サイト「えきねっと」で販売される「トクだ値」や「チケットレス特急券」の活用です。チケットレス割引を利用するだけで指定席特急料金が100円引きになるほか、早期予約枠のトクだ値では乗車券+特急券が10%〜30%割引されるケースがあり、最安時には新幹線の半額近い価格で快適な指定席移動が叶います。
一方、2020年のデビュー以来高い人気を誇る「サフィール踊り子(E261系)」は、全席がグリーン席以上で構成されたプレミアム仕様の観光列車です。2号車・3号車にはプライベート空間を確保した「グリーン個室(4名用・6名用)」、1号車には1+1配列の「プレミアムグリーン」、4号車にはオープンキッチンの「カフェテリア(ヌードルバー)」が連結されています。熱海までの片道料金は約6,500円〜と新幹線グリーン車並みですが、贅沢な記念日旅行や女子旅において圧倒的な満足度を誇ります。