オリンピック金メダリストの北島康介や、前人未到の記録を打ち立てたマイケル・フェルプス。彼らが誇る圧倒的なフィジカルは、極限まで磨き上げられた水中でのエネルギー代謝システムによって支えられていた。公益財団法人日本水泳連盟が発信する競技者向けのトレーニング知見や栄養管理ノウハウには、一般のウエイトマネジメントに応用できる黄金ルールが詰まっている。
トップスイマーたちは、単に手足を動かすだけでなく、肩甲骨周りや体幹の深層筋肉を連動させて水の抵抗を推進力へと変換している。クロールや背泳ぎで肩甲骨をダイナミックに動かす動作は、背中に多く存在する褐色脂肪細胞を直撃し、体熱産生を急速に高める。一流選手の美しいフォームを意識して泳ぐだけでも、エネルギー消費の質は激変する。