大根の皮をゴミ箱へ直行させてしまうのは、栄養面でも家計面でも非常にもったいない選択です。植物の表皮近くは、外敵や紫外線から身を守るために機能性成分が集中して作られる部位であり、大根も例外ではありません。
女子栄養大学などの食品栄養分析データによると、大根の皮および皮の直下数ミリの部分には、中心部に比べてビタミンCが約1.5倍〜2倍、便通を促す不溶性食物繊維が豊富に含まれています。さらに、大根特有の辛味成分であるイソチオシアネートの生成に関わる酵素や、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種「ルチン」も皮周辺に多く存在します。
4人家族で週に大根を1本消費する場合、可食部として皮を活用するだけで年間約2,000円〜3,500円相当の食材ロスを削減できます。ひと手間の調理を加えるだけで、栄養価が高く噛みごたえのある極上の一品が生まれるため、大根皮きんぴらは究極の節約レシピといえます。