間違った動きを反復することで引き起こされる代表的障害が、インピンジメント症候群だ。肩を挙上した際に、肩峰下の滑液包や腱成分が挟み込まれ、強い炎症を発症する。放置すれば腱板炎へと進行し、日常生活のちょっとした動作すら困難になりかねない。
国際的な医学データベースPubMedに収載されたスポーツ医学的研究でも、肩関節オーバーユース障害における求心位保持の重要性が頻繁に報告されている。関節包内の正しい骨運動(キネマティクス)が損なわれると、軟部組織への圧縮と摩擦が連続的に発生し、慢性的な痛みのループへと陥ってしまう。