かつて進化論の礎を築いたチャールズ・ダーウィンも、孤立した島々で独自の進化を遂げた巨大生物たちの適応力に深い関心を寄せていた。海洋によって隔たれた島嶼部において、天敵の少なさと豊かな果実資源が重なった結果、空飛ぶ哺乳類がこれほどまでに巨大化を果たした経緯は、まさに自然選択説の生きた教材と言える。
こうした知られざる生態は、近年スクリーンを通じて世界中に伝わりつつある。BBCが誇る歴史的シリーズプラネットアースをはじめ、Netflixで配信される最新のネイチャードキュメンタリーやディスカバリーチャンネルの特集番組など、数々の優れた自然科学ドキュメンタリーが彼らの真の姿を捉えてきた。恐ろしい怪物ではなく、繊細で美しい地球の知られざる生命として描かれることで、人々の認識は大きく変わり始めている。