熱が出ない?インフルエンザB型の特徴とA型との違い・長引く真相

熱が出ない?インフルエンザB型の特徴とA型との違い・長引く真相

熱が出ない?インフルエンザB型の特徴とA型との違い・長引く真相について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

インフルエンザB型が疑われる際、最も注意すべきは医療機関を受診して迅速抗原検査を受けるタイミングです。熱が急上昇するA型と異なり、B型はウイルスの増殖が緩やかなため、体内のウイルス量が検査キットの検出下限値に達するまでに時間がかかります。

発熱や倦怠感を感じてから数時間(6時間未満など)で慌てて受診すると、ウイルスが十分に増えておらず「偽陰性(実際は感染しているのに陰性と判定されること)」が出る確率が跳ね上がります。精度の高い確定診断を得るための目安は、発症後12時間〜48時間以内の受診です。微熱であっても、倦怠感や胃腸の異変を感じた時点を「発症」と捉え、半日以上経過してから検査を受けるのが鉄則です。

確定診断が下りた後の抗ウイルス薬治療では、主に以下の選択肢が提示されます。

  • ゾフルーザ(一般名:バロキサビル マルボキシル):1回のみの単回経口服用で完結するキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬。ウイルスの排出停止が非常に早く、服薬管理が容易な点が大きなメリットです。
  • タミフル(一般名:オセルタミビルリン酸塩):1日2回・5日間連続で経口服用するノイラミニダーゼ阻害薬。小児から高齢者まで豊富な臨床実績を持ち、ジェネリック医薬品も広く普及しています。
  • イナビル(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)/リレンザ(一般名:ザナミビル水和物):吸入タイプの薬剤で、気道粘膜に直接作用します。胃腸症状が酷く、薬を飲み込むと吐いてしまう患者に適しています。

なお、毎年のインフルエンザ予防接種(ワクチン)は、A型2株・B型2株(または1株)を含む4価(または3価)ワクチンで構成されています。ワクチン接種は「100%感染を防ぐ」ものではなく、「重症化や入院リスクを約50〜60%低減させる」目的であるため、接種済みであっても微熱や胃腸症状があれば感染を疑う必要があります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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