「大阪・関西万博の次期開催地はどこか」という問いに対する最もストレートな答えは、2030年サウジアラビアの首都リヤドです。大規模な総合博覧会として位置づけられる「登録博」が中東で開催されるのは、2026年(実質2026年開催)のドバイ万博に続く歴史的な出来事となります。
博覧会国際事務局(BIE)がパリで開催した総会決選投票において、サウジアラビア・リヤドは第1回投票で加盟国182か国中119票という圧倒的な過半数を獲得し、競合相手だった韓国・釜山(29票)やイタリア・ローマ(17票)に大差をつけて圧勝しました。この背景には、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が主導する国家改革構想「ビジョン2030」の集大成として、莫大なオイルマネーと国家威信を投じる姿勢が国際社会に評価された経緯があります。
注目の次期万博テーマは「The Era of Change: Together for a Foresighted Tomorrow(変革の時代:先見性のある明日へ共に)」。会期は中東の気候に配慮し、2030年10月1日〜2031年3月31日の半年間が予定されています。会場予定地は約600万平方メートルに及び、再生可能エネルギー100%での運営や、近未来都市NEOM(ネオム)構想と連動した最先端モビリティの実装など、大阪・関西万博を超えるスケールの未来社会が提示される見通しです。