初期メンバーが6人から5人、そして4人へと減少しながらも、純烈が失速することなく国民的人気グループへと上り詰めた背景には、徹底した「現場主義」とファンとの「独自の絆」がありました。
メジャーデビュー直後にレコード会社から契約を打ち切られるという憂き目に遭った彼らが活路を見出したのは、「東京健康ランド」や「草加健康センター」などのスーパー銭湯・温浴施設でした。ステージと客席の距離が数センチという至近距離で、歌いながら客席をラウンドし、一人ひとりと握手を交わす「スーパー銭湯のアイドル」という未開拓のポジションを確立したのです。
2018年、結成から11年目にして勝ち取った第69回NHK紅白歌合戦の切符は、脱退していった林田氏の思いや、どん底時代を支え続けた中高年女性ファンたちの情熱が結実した瞬間でした。その後、友井氏の不祥事による脱退危機に見舞われた際も、酒井氏を中心とした残る4人は逃げることなく謝罪会見を開き、包み隠さず本音を語ることで世間の信頼を繋ぎ止めました。