「全国の逸品が集まる伝統工芸 青山スクエアが注目される決定的な理由とは何か」――その核心は、国が指定した本物の伝統的工芸品だけを厳選して常設展示・販売する日本で唯一の公的拠点であるという点にあります。
本施設を運営するのは、経済産業省の指導のもとで伝統的工芸品の普及と振興を担う一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会です。法律(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)に基づき、以下の極めて厳格な5つの要件をすべてクリアした品目のみが「国指定伝統的工芸品」として認められます。
- 主として日常生活の用に供されるものであること
- その製造過程の主要部分が手作業的であること
- 伝統的な技術又は技法(100年以上継続)によって製造されるものであること
- 伝統的に使用されてきた原材料(100年以上継続)が主たる原材料として用いられていること
- 一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事していること
青山スクエアの館内には、北は北海道の「二風谷イタ」から南は沖縄の「壺屋焼」や「八重山ミンサー」に至るまで、全国240品目以上の中から選りすぐられた数千点もの工芸品が並びます。通常であれば全国各地の工房や産地に足を運ばなければ出会えない名品が、青山という東京の中心で一堂に会し、直接手にとって質感や重みを確かめられる利便性こそが、唯一無二の価値を生み出しています。