検索エンジンで「苗穂駅前温泉 蔵ノ湯」と調べると、サジェストに「閉店」という不穏なワードが表示されることがあります。しかし、結論から申し上げますと閉店の事実は一切なく、連日多くの常連客とサウナファンで賑わっています。
なぜこのような噂が広まってしまったのか、その背景には3つの明確な要因が存在します。
第1に、JR苗穂駅の移転と周辺再開発です。2018年に苗穂駅は約300メートル西側(札幌駅寄り)へ新築・移転しました。旧駅舎の解体や周辺の区画整理、大型タワーマンションの建設ラッシュが進んだことで、「駅前周辺の古い施設は立ち退きになったのではないか」という憶測がネット上で独り歩きしました。
第2に、札幌市内における温浴施設の相次ぐ閉館報道との混同です。燃料費や電気代の高騰により、市内各地で歴史ある銭湯や大型健康ランドが閉店を余儀なくされたニュースが連日報じられた際、蔵ノ湯も巻き込まれたのではないかと勘違いした利用者が検索した形跡が見られます。
第3に、定期メンテナンス休館の告知に対する一時的な誤解です。設備点検のため数日間の休館が入った際に、SNS上で断片的な情報のみが拡散されたことが重なり、噂が形成されました。現地では現在も力強く営業が続けられており、心配する必要はまったくありません。