ファンの興奮が頂点に達する一方で、現場では物販エリアを巡る深刻な混乱も発生しました。会期序盤、会場限定オリジナルグッズとして用意された「描き下ろしキャンバスボード」「メモリアルピンズセット」「アクリルスタンド各種」は、開場からわずか数時間で当日分の用意数が完売。早朝から並んだ来場者ですら購入できないケースが頻発しました。
SNSやコミュニティサイトでは、当時のリアルな阿鼻叫喚が多数投稿されています。
「朝一番のグループで入場したのに、物販レジにたどり着いた時にはお目当てのアクスタが全滅していた」(20代・男性来場者の投稿)
「展示エリアは素晴らしいクオリティで鳥肌が立ったが、物販のレジ待ちが2時間を超え、熱気と疲労で倒れそうになった」(30代・女性来場者の手記)
こうした混雑状況と待ち時間の長期化は、展示をじっくり鑑賞したいファンと、限定アイテムを確実に確保したいファンの動線が同一エリアで交錯した構造的な課題によるものでした。しかし、会場で配布された日替わりの「来場者特典(特製描き下ろしイラストカード)」の完成度の高さは、多くのファンの不満を補って余りある満足感をもたらしたことも事実です。