「いま現地に行っても中に入れないのか?」という疑問に対し、現場のリアルな状況をレポートします。現在、旧近衛師団司令部庁舎の見学は、外観と内部で扱いが明確に分かれています。
まず外観の見学については、環境省が管理する北の丸公園の開園時間内であれば、年中無休・完全無料で自由に行うことができます。都心の喧騒から切り離された広大な敷地、四季折々の木々に囲まれた赤レンガのファサードは、近代建築ファンや写真愛好家にとって屈指の撮影スポットとなっています。
一方で気になる旧近衛師団司令部庁舎の内部公開ですが、工芸館の展示室としての運用が終了したため、通常時は一般非公開となっています。ただし、完全に閉ざされているわけではありません。文化庁主催の「文化財ウィーク」や、近隣の東京国立近代美術館・国立公文書館と連動した特別ツアー、特別鑑賞イベントなどの折に、限定的に一般公開される事例があります。
旧近衛師団司令部庁舎へのアクセスは、東京メトロ東西線「竹橋駅」(1b出口)から代官町通りを抜けて徒歩約5分、もしくは東京メトロ半蔵門線・都営新宿線「九段下駅」(2番出口)から徒歩約12分です。竹橋駅方面からのルートは緩やかな登り坂になりますが、皇居のお濠を見下ろす景観が楽しめます。