ネット上の掲示板やSNS(X、旧Twitter)、知恵袋などのコミュニティを分析すると、離婚後に実家へ戻った男性に対する評価は真っ二つに分かれています。批判的な意見の多くは、「30代や40代にもなって親の庇護下に入る姿が頼りない」「家事全般を母親に丸投げしているのではないか」という生活自立度への疑念に起因しています。
婚活市場の現場取材においても、結婚相談所のカウンセラーからは「バツイチという経歴そのものよりも、現在実家暮らしであることに対して難色を示す女性が多い」という証言が一貫して聞かれます。自活能力が不透明に見える点が、パートナー候補としての減点要素になりやすいのが実情です。
一方で、実情を知る同世代や法律実務家からは擁護の声も根強く存在します。婚姻費用の精算や高額な養育費の支払いを抱えながら、都市部で家賃を払い続けることは経済的に極めて過酷です。「無駄な見栄を張って経済的に行き詰まるより、一時的に実家へ身を寄せて生活基盤を立て直すほうが合理的」という、プラグマティックな肯定論も確実に広がっています。