受験掲示板やSNSでは、時として「慈恵に落ちた受験生が流れてくるのが日医」「御三家の中では日医が一番受かりやすい」といった固定観念が語られることがあります。しかし、教育現場と近年の合格データを仔細に分析すると、こうした認識はすでに過去の遺物となりつつあります。
大きな盲点の一つが、日本医科大学の評判と国家試験合格率に裏打ちされた「臨床現場での強烈な存在感」です。日本医科大学付属病院は日本初の高度救命救急センターを開設した歴史を持ち、千葉北総病院のドクターヘリ運用など、日本のプレホスピタルケア・救急医学を牽引し続けてきました。
この実践的な教育カリキュラムにより、医師国家試験の新卒合格率は例年95%〜98%前後の高水準を堅持しています。「実力派の臨床医を育てる大学」としての医療現場での信頼は絶大であり、初期研修マッチングにおいても自院付属病院だけでなく、東大病院や聖路加国際病院、虎の門病院など国内有数の臨床研修病院へ数多くの卒業生を送り出しています。
また、学費値下げ以降は「最初から日本医科大学の救急医療や基礎研究に憧れて第一志望にする」層が著しく増加しました。御三家内の単なる併願滑り止めではなく、明確な志望動機を持った上位層が第一志望として固まる傾向が強まっており、「受かりやすい御三家」というネットの評判を鵜呑みにして安易に出願すると、一次試験の圧倒的な難度と競争圧に跳ね返されるリスクがあります。