女優としての成功を決定づけた今田美桜ですが、上京直後の2017年から2019年にかけての「グラビア時代」は、出版業界においていまや伝説として語り継がれています。
当時、福岡で「福岡で一番かわいい女の子」としてスカウトされ上京した彼女を、メディアはいち早く発掘しました。その口火を切ったのが『週刊プレイボーイ』や『週刊ヤングジャンプ』の撮り下ろしです。圧倒的な瞳の訴求力と、健康的でグラマラスな初水着姿は瞬く間に読者の心を捉え、各誌の表紙を総なめにしました。
2018年10月に発売された1st写真集『生命力』(集英社)は、彼女の故郷である福岡や沖縄で撮影され、素顔の瑞々しさとダイナミックなボディラインを惜しみなく披露。オリコン週間写真集ランキングで初登場1位を獲得し、ロングセラーを記録しました。
そして2026年1月、ファンに衝撃と感動を与えたのが2nd写真集『ラストショット』(講談社)の刊行です。タイトルが示す通り、この写真集をもって彼女は水着グラビアからの事実上の卒業(ラストグラビア)を宣言しました。舞台となったタイ・パタヤの熱気の中、少女から大人の女性へと脱皮する一瞬の輝きを閉じ込め、累計発行部数は即座に5万部を突破する大ヒットとなりました。
当時の刊行記念インタビューにおいて、今田美桜は次のように清々しい面持ちで語っています。
「ひとつの大きな区切りとして、これまでのグラビアで培った表現のすべてを出し切りました。悔いはまったくありません。ここからはお芝居の道で、新しい自分をファンの方々にお見せしていきたいです」
露出をただの売名や消費の対象に終わらせず、自らの知名度を高めるためのロケットブースターとして完璧に機能させ、最高のタイミングでピリオドを打ったこの潔い転換戦略は、現代芸能史におけるロールモデルとして高く評価されています。