Q1:肝臓が悪くなると、なぜ体の一部だけでなく全身が痒くなるのですか?
A1:肝機能の低下に伴い、排泄されなくなった胆汁酸などの代謝産物が血液に乗って全身を循環するためです。また、脳内の中枢神経系において痒み伝達のシグナルが過敏になるため、特定の患部に限らず全身に耐えがたい痒みが生じます。
Q2:健康診断の数値が「要経過観察」レベルでも、かゆみが出ることはありますか?
A2:十分に起こり得ます。肝機能の数値が基準値をわずかに超えている段階でも、胆汁の流れが滞る体質や特定の胆汁鬱滞型肝障害がある場合、早い段階から痒みが自覚症状として現れるケースが報告されています。
Q3:皮膚を掻き壊してしまわないための緊急避難的な対処法はありますか?
A3:根本治療は医療機関での肝機能改善ですが、対症療法としては患部を冷やして知覚神経の興奮を鎮めることや、低刺激の保湿ケアで皮膚バリアの低下を防ぐことが有効です。熱いシャワーや入浴、アルコールの摂取は血流を促して痒みを激化させるため避けてください。