展示物を見るだけでなく、自らの身体で地震の恐ろしさを実感できるのが併設の「震災体験館」です。ここでは、阪神・淡路大震災で記録された最大震度7の激震をシミュレーターで忠実に再現しています。
体験装置に乗り込むと、まず初期微動の後に「下から突き上げるような縦揺れ」が襲い、続いて家具をなぎ倒す強烈な横揺れが連続します。手すりにしっかり掴まっていないと身体が投げ出されそうになるほどの衝撃を体感することで、「地震が起きたらまず頭を守り、身を低くする」という防災行動の必要性が理屈ではなく身体感覚として刻み込まれます。東日本大震災の長く続く揺れとの揺れ方の違いを体感できるプログラムも用意されており、淡路島屈指の防災教育体験施設として修学旅行生や自治体の研修にも高く支持されています。
また、屋外広場に堂々と佇む「神戸の壁」も見逃せない展示です。この壁はもともと神戸市長田区の公設市場にあった昭和2年(1927年)築の防火壁で、第二次世界大戦の神戸大空襲で周囲が焼け野原になった際にも焼け残り、さらに1995年の震災による大火災でも倒壊を免れました。震災の記憶を後世に語り継ぐモニュメントとして2009年に当公園へ移設されたもので、都市型災害の猛威と復興への不屈の意志を静かに物語っています。