日本球界から海を渡った猛者たちも、サイ・ヤング賞という頂に何度も肉薄してきた。過去にはダルビッシュ有が2013年と2020年に得票数でリーグ2位に入り、前田健太も2020年に2位に選出された。野茂英雄や岩隈久志、田中将大らも得票圏内に名を連ね、日本人投手の圧倒的なクオリティを全米に見せつけてきた経緯がある。
そして現在、ファンの視線を集めるのが大谷翔平と山本由伸の2人だ。トミー・ジョン手術からの復活を遂げ、マウンドで異次元の凄みをみせる大谷翔平は、投打二刀流という概念を越えて投手単体でも頂点に届く能力を備える。ドジャースで圧倒的な制球力と鋭い変化球を披露する山本由伸も、サイ・ヤング賞争いの本命候補として現地での評価を高め続けている。アジア人初となるサイ・ヤング賞受賞という歴史的瞬間は、現実味を帯びて目の前に迫っている。